小学3年生5月より息子へ「エヴィリファイ1mg」の投薬を開始しました。
薬は絶対に手を付けたくない。
投薬しない為に栄養療法・運動療法・行動療法と出来ることにトライしてきましたが、息子も家族もどん底に落ちていくような状況で、様々な人に話を聞いた上で投薬に踏み切る選択をしました。
現在快方に向かい、投薬して良かったと思っていますが、「エビリファイ1mg」以上に増やすことはしたくないので、引き続き運動療法等出来る限りのアプローチを継続しています。
投薬に踏み切った経緯と投薬効果をお話できればと思います。
きっかけは学級崩壊といじめ
最後の素晴らしい幼稚園で爆発的な成長を見せた息子。私は小学校で更なる成長を期待していました。
息子は多動で行動補助がいる状況でしたので、支援級(情緒)への在籍で、1年生の間は通級はありませんでした。
支援級の数か月は、新しい環境への探索行動が激しく、教室の飛び出しも多かったものの、次第に落ち着いてきた頃に、通常級から支援級に異動してきた子1人がいました。
そこから学級崩壊がはじまります・・・・
- 「死ね」と1日に何度も耳元や通りすがりに言う
- 「お前はできない」「ダメなやつ」「下手くそ」等、馬鹿にする
- カッターやハサミを振り回す、鉛筆で手や背中を刺す
- 水筒やタブレットで殴る、水筒入り手提げやランドセルを投げつける
- 教室に鍵をかけて入れないようにする
- 通りすがりに叩いたり、蹴ったりする
- コマの糸を首に巻いて首を絞める
- 教室に鍵を掛けて閉じ込め、首を絞めて「先生に言った殺す」という
- 1人の子の上に何人も乗り圧迫する
- 嘘を言って1名を悪者に仕立て上げ、集団リンチ状態にする
- 椅子や机を投げつける
- プリントをビリビリに破く
- 先生の机の上のものを手当たり次第人に向けて投げつける
- 物干し竿をを教室で振りまわす
- 他の人の靴を水たまりに浸す
- 先生に対しても「クソババア死ね!」と言って髪をつかんだり殴ったりする
- 授業は受けず、教室を脱走しタブレットでYouTubeをみる
- 先生の車に竹ぼうきで傷をつける
まだまだありますが・・・全て息子だけがやられたことではありません。異動してきた子が他の子を扇動することで、暴力的行動に出る子が増え、週によっては、毎日支援員が非常ベルを鳴らす事態になっていました。
これ全て小学1年生のやっていることです・・・・
息子が泣いたり、命令されると素直に行動してしまう事を面白がって、悪いことをやらせて悪者にして皆でたたくといったこともありました。
発達障害の子供達は「誘導されやすい」「のせられやすい」一面がある子が多いです。善悪の判断がまだ深く考察できないことに加えて、とても素直だからです。特性を利用して扇動する能力に長けている子を信じて、子供達同志の諍いが増えていき、穏やかだった子供達が次々と暴力的になり、クラス崩壊が始まりました。
何故気づいたか
こんな状況なのに学校は何も言いませんでした。
息子は言語能力が低い為、学校であった事を私に伝えることはできません。
私も登下校で付き添う程度でしたので、学校内の様子は先生の連絡帳が全てでしたが、そこにはこんな事態になっていることは一切記載されていませんでした。
保健室2度
入学から3カ月の間に2度、息子は保健室へ運ばれています。理由はどちらも
突き飛ばされて床に頭を強打したところを、顔面キック
というものでした。
1度目は先方の母親からお詫びの連絡がありましたが、2度目はお会いしても謝罪もなし。
モヤモヤしながらも、小学校は幼稚園より規模も大きく、色んな人や子供がいるし、先生も気を付けて見るようにすると言ってくれたし・・・と追及することはしませんでした。
下駄箱の5m前で立ち止まる
息子の登校に付き添っていたある日、息子が友達に「おはよう」と挨拶すると、
「死ね!」
と返されました。その後2~3歩歩いた息子は、
ここから1歩もすすめないよ・・・
と伝えてきました。クラスの状態がそんなことになっているとは知らず、一人っ子なので少し喧嘩で揉まれた方がいいと思っていた私は、教室まで付き添い、先生に事情を伝え息子を登校させました。
この時に一日子供に付いて学校に入ればよかったと思います。自立させたいと思いすぎていた私の反省点です。
いじめの現場に直面
友人と息子の迎えに一緒に行った際、下校時間より早めに学校に到着する日がありました。
その時私が見たものは・・・
校庭を裸足で走る息子を笑いながら追いかける2人の男の子。息子の服を引っ張り、地面に引きずり倒し、「死ね!死ね!」と言いながら、1人は前からは頭をタブレットで叩き、1人は後ろからは足で背中を蹴る姿。
息子はうずくまって頭を手で抱えながら、「やめてよぉ。やめてよぉ。」と小さい声で呟いていました。
友人と走って止めに行きましたが、興奮状態にあるのか、大人が制止しても暴力暴言が止まりません。私は裸足の息子を抱きかかえて校門まで連れて逃げました。
下校時間前に3人の生徒が教室外にいるのに先生も支援員も誰もいない・・・
これが、「ここから1歩もすすめないよ・・・」という息子の言葉、2度の保健室と結びつき、私がいじめを認識した瞬間でした。
この直後から、私は息子と一緒に登校し、授業を受けることで息子の安全を守ることにしました。
子供達の暴言暴力的は止まらず、息子だけではなく私に対しても行われました。授業どころではありません。
次第に息子の心が壊れていき、汚言症が発症します。
最後までお読みいただきありがとうございます。長くなりましたので、続きは次にしたいと思います。
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