小学3年生5月より息子へ「エヴィリファイ1mg」の投薬を開始しました。
前回の続きから、我が家が投薬に踏み切った経緯と投薬効果をお話できればと思います。
息子と一緒に小学校生活
【前回の続きになります】
校庭での息子への暴言暴力行為を学校に報告し、2人の親から謝罪の連絡があったものの、この3カ月で頭部強打による保健室行きが2度、そして昨日の息子への頭部と身体への暴力、クラス内ではハサミやカッターを振り回す。
一歩間違えれば、息子は死んでいたかもしれない。
という不安はぬぐい切れず、学校が命の危険を感じる場所になっていました。
息子のクラスは6人です。そのうちの3人が教室にいないというのに、先生も支援員さんも誰も気にかけない状況は、息子を1人で学校にやることへの不安を加速させました。
もしあの時私と友人が暴力を止めなければ、息子はどうなっていただろう・・と考えるとぞっとします。
この頃、赤ちゃん返りのように抱っこをせがむようになったのも、きっと不安が大きかったからだと今は思います。息子の安全を守るために、1時間目~4時間目は私も学校で一緒に授業を受け、5時間目だけ支援員さんを固定でつけていただき、息子の安全を確保することにしました。
学校と家を何度も往復して本当にヘトヘトでした・・・。加害者側ではなく被害者側の親が労力を折らねばならない事に憤りも感じました。
会社には事情を話して、在宅メインに切り替え、午後と夜の隙間時間を見つけて書類処理をすることで対応してもらいました。
親(私)も攻撃対象に
一緒に学校に入ってみて、分かった状態は前回記事の通りです。
あまりのクラスの状況に言葉がでませんでした。
親が入ったからと言って、攻撃を止めるような子供達ではなく、攻撃対象に私が加わったという感じです。
- 「クソババア!」「死ね!」と叩いてくる
- しゃがんだ瞬間、水筒入りの手提げやランドセルで私の頭を殴ってくる
- 会った瞬間、手提げ、ランドセルを投げつける
- 私の靴を水たまりに浸す
- 息子の耳元で「ママ死ね!って言え」と誘導し、息子を困らせ泣かせる
- 悪意ある誘導や嘘で息子を悪者に仕立て、私に「息子が悪い」と告げ口する
前回記事に書いた内容に、更に加えるとしたらこんな感じでしょうか・・・・授業どころではありません。
毎日まともな授業を受けられず、この悲惨な環境を体験し、目にしている息子。小学校とは子供を壊す場所なのかと、大切に育ててきたものがボロボロと壊れていく感覚に襲われました。
子供達が友達や先生、親に向かって「死ね!死ね!」と口にし、クラスには過剰に「死ね」という言葉があふれていました。
帰宅後の息子に変化
息子は帰宅後、遊びながらぶつぶつ独り言をいうようになりました。
一緒に学校に入っているので、帰宅後は仕事と家事でバタバタしていて、息子の独り言をよく聞いてませんでした。
ある時、仕事が済んで息子の横に座ってみると
今日〇〇君に〇回死ねって言われたよ。△△君には〇回死ねって言われたんだ。
という言葉を、パズルをやりながら何度も何度もつぶやいていました。目を見ると少し虚ろです。
〇回・・・って、まさか言われた回数数えてるの・・・?(息子は数字に執着があります)
これはいかん!!!
この時点で既に手遅れでした。
止まらない「死ね」
それから間もなくして強迫性障害要素強めの汚言症が始まります。「死ね」という言葉が限界値を超えてしまい、あふれ始めてしまいました。
夜驚症
毎晩、夜中に「死ね!死ね!」「やめて!やめて!」と泣きながら暴れるようになりました。
「大丈夫だよ!パパもママもいるよ!」と伝えても固く目を閉じて開けません。
寝てる状態で私達に暴力をふるってくることもありました。
「死ね」を3000回言い続ける
- 朝トイレ行くまでにママを見てしまったら、「死ね」を100回言わなくてはならない
- 赤信号を見てしまったら、「死ね」を1000回言わなくてはいけない
- 〇〇に行くまでに電車が来てしまったら、「死ね」を3000回言わなくてはいけない
などなど・・・理由は毎日変わります。言う回数はどんどんエスカレートしていき、ついに3000回に達しました。指で数えながら3000回「死ね死ね死ね・・・」と場所がどこであろうとつぶやき始めます。
「死ねぇ!!!」
と電車の中で大絶叫した後、「死ね死ね死ね・・・」とつぶやき続ける息子の口を手やタオルで塞ぐものの、周りからの視線が本当に辛かった。
息子も辛かったと思いますが、私自身も何度泣いたかわかりません・・・
息子が加害者に
息子が加害者側になって、人を傷つけないか・・・一番恐れていたのがこれでした。
そしてとうとう親や友達に対して、自分の思う様にいかない時に「死ね!」という様になってしまいました。
厄介なことに「死ね!」と言わなければならない。 というインプットが息子の脳に定着してしまったようでした。
このこだわりは投薬等で軽減したものの、まだ完全になくなってはいません。
最後までお読みいただきありがとうございます。長くなりましたので、続きは次にしたいと思います。
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