小学三年生ついに投薬を始めました③(学級崩壊からの汚言症)

小学3年生5月より息子へ「エヴィリファイ1mg」の投薬を開始しました。

前回の続きから、我が家が投薬に踏み切った経緯と投薬効果をお話できればと思います。

目次

誤学習の定着

私が息子と一緒に授業を受けるようになったものの、「死ね」という言葉は1日50回以上耳にするほど、クラスのあちこちで聞こえている状況でした。

  • 朝顔を見た時
  • ランドセル等の片づけ、朝夕準備中に通りすがり
  • 子供同士の遊びが喧嘩になった時
  • 朝の会、帰りの会、授業中等、イライラしたり、やりたくない事をする時
  • 先生に注意された時
  • 大人にかまって欲しいとき

「死ね!」と言ったり、悪いことをすると、先生や支援員さん、大人が複数人その子に駆け寄ります。

その様子をみて、息子は2つの誤学習を完了させてしまいました。

自分の思い通りにならないときは「死ね」と言えばよい。

大人にかまって欲しい時は、悪いことをするか「死ね」と言えばよい。

小学校の前期、成長どころか大後退して夏休みを迎えました。

小学校の対応

よくニュースでいじめ問題や子供の自殺があった際、学校側に隠蔽体質について報道されますが、「自分事」ではなく、「ひどい話だ」とテレビの視聴者的な感じ方しかしていなかったと思います。

今回私達の最大の壁になったのは、小学校と教育委員会でした。「あぁ・・・ニュースの被害者の方達はこういう思いをしていたのか・・・」と絶望感に襲われたのが現実です。投薬から少し離れるので、小学校と教育委員会の話は後日お話したいと思います。

小学校と教育委員会とは一体誰のためのものですか。

私が小学校や教育委員会の方々に何度も言った言葉です。

他の子のお母さんも身重の体で学校に入って子供を守らなくてはならない状況になっていました。

子供6名の支援級は、先生・支援員2~3名・親2~3名と子供より大人の方が多い日もありました。問題の中心となっている子供達の両親と対策会議を行いましたが、子供達は全く変わらず。原因の子供達の親は学校に入ってくれないので、被害者側の親が学校に入って我が子を守らなくてはいけない状況でした。

学校の対応は、被害を受けている子供達が別教室に行き、朝もらったプリントを親が教える。(先生は教えない)というものでした。

学校に行っているのに、加害者が学習指導を受けられて、被害者が学習指導を受けられない。

このジレンマを抱えたまま1年生が終わります。2年生進級時、クラスを離してもらったものの、支援級合同授業もあります。また、影響を受けた子供達も多すぎました。暴言暴力がまだ残ったクラスに新たに1年生が加わり、1年生も荒れ始め、再び学級崩壊がおきてしまいました。子供達から暴力を受け続け、支援員さんも数名辞めていってしまいました。

薬を飲み続けたその先は?

息子の「死ね」を毎日千回以上聞いているうちに私自身がノイローゼのような状態になっていきました。3年生進級前の春休み、支援員さんとお話した際に投薬についての話が出たのです。

投薬=麻薬 といった情報が出たり、依存の危険や副作用等、ネットやYouTubeではあらゆるネガティブな話が出ています。私も薬は恐ろしいと思っていました。

投薬ではない方法で息子の改善を促したい!

これが私の願いで、栄養療法・運動療法・行動療法等おこなってきました。私が最も欲しかった情報は、

薬を大人まで飲み続けた人が今どんな状態なのか。

ということでした。投薬をしていた子供達のその後を支援員さんに聞いたところ、現在も数名と繋がりがあり、状況を知っているとのことでした。

投薬していたADHD(超多動)の子2名は現在すっかり落ち着いて、1名は〇〇〇〇ヤマトへ就職したと連絡あり、もう1名は大学へ進学。

小さい頃から投薬(少量)スタートしている子は、薬の力をかりて出来る事が増えていって、少しずつ投薬量を減らしている傾向にあるように思う。

思春期にどうにもならなくなってから投薬スタートすると、最初から投薬量が多く、合う薬を見つけるまで本人の負担が大きい。思春期の難しさから、余計こじれた場合、どんどん投薬量が増える場合がある。

とのことでした。※あくまで一個人の意見です。

求めていた生の情報を得て、トライする価値があるかも!?と思いました。

最後までお読みいただきありがとうございます。長くなりましたので、続きは次にしたいと思います。

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この記事を書いた人

更年期突入の40代後半。

2024年現在、小学3年生の自閉症スペクトラムの男の子(1名)の母親業をしております。

ASD&ADHD
汚言症
低身長自費治療

これと向き合う為、今までトライしてきたもの数知れず。失敗してきたもの数知れず。
戦場のような我が家のトライ&エラーの記録です。

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